1階に、クスクスできる場所できました。

~スパイスの香りと、ちょうどいい距離感~

sus4が入っている法令堂ビルの1階に、2024年1月インド・ネパール料理店「クスクス」がオープンしました。扉を開けた瞬間に漂うスパイスの香り、そして温かい笑顔で迎えてくれるネパール出身の店主ガルディさん。ここは単なる食事スポットを超えた、特別な場所になりそうな予感がしています。

新しい選択肢が生まれました

会社の1階にインド・ネパール料理店ができるなんて、正直想像していませんでした。でも実際に足を運んでみると、これがなかなか使い勝手の良い場所だったのです。

sus4では福利厚生の一環として定期的にランチ会を開催しており、そんな時にはよくクスクスを利用させていただいています。

社長もお気に入りの場所に
  たくさんのメニューがずらり

sus4社長の安田も、クスクスの常連客の一人です。「最初は『1階にカレー屋?』って思ったけど、実際に食べてみるとこれが本当に美味しくて。オーナーのガルディさんの人柄も素晴らしいし、今では偶然会えば世間話をする仲です。特にマルワニカレーがお気に入りで、スパイスの効いた本格的な味なのに、日本人の舌にもしっくりくる。これまで食べたカレーの中でも特別な一品ですね」と絶賛しています。

社内ランチ会では、いつものお弁当とは違う特別感を味わえます。香辛料の効いたカレーは、午後の仕事への活力を与えてくれる一皿。同僚との会話も、スパイスの香りに包まれると自然と弾むから不思議です。

ちょっとした打ち合わせにも重宝しています。会議室の堅い雰囲気とは違って、カレーを囲みながらの話し合いは発想も柔らかくなる気がします。「スパイスで脳が活性化している?」なんて冗談を言いながら、気づけば良いアイデアが生まれていることも。

接客上手なガルディさん

ガルディさんの人柄に触れて、みんなが自然と笑顔になっていく様子を見ていると、「ああ、これがクスクスの魅力なんだな」と感じました。気取らず、でも心地よい距離感。それがこの場所の一番の特徴かもしれません。

店主に聞いてみました

実際にガルディさんにお話を伺う機会をいただきました。

1. お店の名前「クスクス」の由来は?

「ヒンドゥー語とネパール語で『世界最小のパスタ』という意味ですが、『楽しい』『幸せ』という意味もあるんです」と店主は笑顔で説明してくれました。まさに店名通り、扉を開けるとスパイスの香りとともに温かい笑顔で迎えてくれます。彼の物語は、標高7000メートル級の山々に囲まれたヒマラヤの麓から始まります。

2. この場所でお店を開いた理由はなんですか?

「4000メートルの山岳地帯で生まれ育ちました。エベレストをはじめ、世界の高峰の多くがネパールにあります」そう語る店主の言葉からは、ヒマラヤの雄大な自然環境で育った人ならではの逞しさが伝わってきます。約10年日本で働き、日本人は99%いい人。日本が住みやすいと感じた中でも、特に名古屋を選んだのは、雪がほとんど降らないため通勤や移動がしやすく、また多くの友人もいることから、生活しやすい環境だと感じたからです。そうしてこの名古屋市の地に根を張ることを決めました。

3. 看板メニュー・人気メニューを教えてください。

 こちらはシーフードカレー

クスクスの看板メニューは、日本で提供しているのが珍しい「マルワニカレー」。「これが私のおすすめです。南インドと東インドの技法を組み合わせて、香辛料とスパイスを特別に調合しています。他のお店にはないものです」この独創的なカレーは、日本人の味覚に合わせながらも本格的な風味を保つ、まさに文化の架け橋となる一品。常連客の多くは月に3〜4回も足を運ぶほどの人気ぶりです。

そのカレーを引き立てるのが、こちらも珍しいバスマティライスです。粒同士がくっつかず、ふわふわと軽い炊き上がりが特徴で、血糖値の急上昇を抑える効果が期待できるため糖尿病のリスク管理にも役立つとされています。エスニック料理との相性は抜群で、カレーの深い味わいを一層際立たせてくれる逸品です。

そして、働く私たちにとって特にありがたいのがテイクアウトサービスの充実ぶりです。お昼にお弁当を忘れたときの救世主として、また仕事終わりに夜ご飯の一品として気軽に持ち帰れる便利さは、忙しい日常を送る私たちにとって本当に重宝する存在となっています。                                                    

4. カレーやスパイスのこだわりはどんな点にありますか?

「インドカレーとネパールカレー、どちらも作れます。でも日本に来て12年、日本人の好みがわかってきました」実は、ネパールで普段食べられているカレーは、日常的に食べられるように軽い味だそう。「本当のネパールのカレーは、もっとシンプルで軽いんです。でも日本人の方には、少ししっかりした味の方が喜ばれる」そんな気づきから生まれたのが、マルワニカレー(クスクスオリジナルVer.)でした。

5. 居心地の良さを意識して工夫していることは?

   クスクス2号店スタッフの皆さま

現在、名古屋市天白区の1号店と東区の2号店には総勢11名のスタッフが働いています。そのほとんどがネパール出身の友人や親戚です。「みんな友達です。困ったときはお互い助け合う。私が困ったときも、友達が支援してくれる。お金だけの関係じゃないんです」この温かい人間関係は、店の雰囲気にも表れています。特に印象的なのは、地域の学生たちへの心配り。スパイスチキンは利益度外視の価格設定で提供しています。「学生はお金がないですから。みんなお腹いっぱい食べて、また来てくれる。それが一番嬉しいです」

また、ランチとディナーをいつ来ても変わらないよう同じ値段にしたり、お財布に優しいアルコールの価格設定にも、お客様への思いやりが込められています。

6. 店主さんご自身、カレー屋としてのキャリアは?

来日前は12年間、インドのホテルでも勤務していた経験を持つ店主。「ホテルでの仕事で、お客様へのサービスの大切さを学びました」と振り返ります。「2012年8月に来日し、岡崎で1年修業して、その後いろんな店で働きました。天白区、緑区と約10年間、愛知県内のカレー店で経験を積んだんです」インドのホテルで培ったおもてなしの心が、日本で働く上で大きな財産となりました。

7. 今後やってみたいことや、こんな使い方をしてほしいという希望があれば教えてください。

「今は現在の2店舗を大切にしたい」店主の夢はシンプルです。地域の人々に愛され続け、美味しい料理で笑顔を届けること。そんな温かい心で、多くの人にクスクスを使ってもらいたいと願っています。




sus4スタッフそれぞれの声

私たちsus4のスタッフにとって、1階にクスクスができたことは単なる食事場所の選択肢が増えただけではありませんでした。

ライスやナンはおかわり自由!

「何度食べても飽きることのない深い味わいで、一口ごとに活力が湧いてきます。まさに私の仕事のエネルギー源です」(山田)
「スパイシーチャーハンの絶妙な辛さと香りに完全に魅了されています。あの味を思い出すだけで食べたくなってしまうんです」(Y)
「バスマティライスの上品で軽やかな食感に衝撃を受けました。こんなにも繊細で美味しいお米があるなんて、まさに目から鱗でした」(I)
「クスクスの味が恋しくて、意図的にお弁当を作らない日もあるほどです。あの美味しさを知ってしまったら、もう手放せません」(N)

ガルディさんの作るカレーには、故郷ヒマラヤの山々で培われた純粋な心と、13年間の日本での経験が生み出した温かい絆が込められています。一口食べるたびに、その深い味わいと共に、人と人とのつながりの大切さを思い出させてくれるのです。

チョコナンや
チーズナンも絶品

クスクスは、食べに行く場所であると同時に、”ちょっと心がほどける時間”をつくる場所なのかもしれません。忙しい日常の中で、スパイスの香りに包まれながら、ほんの少し立ち止まって深呼吸できる。そんな貴重な空間が、私たちのすぐ足元にあることの幸せを感じています。

ぜひ一度、足を運んでみてください。ガルディさんの人柄と、心を込めて作られたカレーの美味しさに、きっと心が温かくなるはずです。おいしい一皿を囲みながら、あなたのクスクスもどうぞ。


インドネパール料理「クスクス」は名古屋市天白区(本店)と東区sus4ビル1階(2号店)で営業中。おすすめのマルワニカレーをはじめ、毎月の限定メニューや学生に優しい価格設定など、地域密着のサービスで多くの人に愛され続けている。

今回紹介したクスクス2号店のインスタグラムはコチラ↓
https://www.instagram.com/spicycurrykusukusu2goten/

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