連載コラム第2回「なぜブランドが必要なの?」

「ブランド」という言葉、もともとは古い英語 brandr(ブランドル)に由来しています。
意味は「焼き印をつける」。牛や馬に焼き印を押して「これは自分のものだ」と示していたのが始まりだと言われています。

つまり、ブランドとは最初から「見分けるためのしるし」だったのです。
ただのマークではなく、「誰が作ったものか」「安心できる相手か」を証明するもの。

時代が変わっても、本質は同じです。
今は牛の焼き印ではなく、企業の名前や商品にブランドが宿り、「ここから買えば安心だ」と選ばれる理由になっています。

ブランドがあると、同じような商品やサービスの中でも「あの会社だから」と選んでもらえます。
さらに、社員にとっては「この会社で働いているのが誇らしい」と思えるようになり、取引先には「信頼できるパートナー」と感じてもらえる。
学生にとっては「ここで学んでみたい、働いてみたい」と未来の選択肢が広がるのです。

つまり、ブランドは単なる飾りではなく、人とのつながりを強め、信頼を育てるために必要なものなのです。

👉 あなたの会社や、あなた自身にとっての「選ばれる理由」はなんでしょうか。
次回はそのヒントとして、普段の生活の中に潜む「身近なブランド体験」を振り返りながら、ブランドの本質に近づいていきます。

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